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Vol.14
医療の地域格差是正 |
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近年、地方医療の崩壊が心配され、全国的にも小児科、産婦人科の医師不足が問題になっています。
時々、テレビや新聞で過疎地、限界集落に於いて、献身的医療に取り組む医師の姿が報道され、その都度、感銘し、尊敬の念を抱きます。しかし、この種の報道が行われること自体、異常と言わざるを得ません。
そこで提案。
全国の国公立大学医学部の募集定員の内、例えば地方医療を希望する学生に対して、入学金、授業料を全額無料とし、返済の義務を原則ゼロとする。その代わり、卒業後の15年間は地方の病院、診療所での勤務を義務とし、違反した場合は学費を返還させる。又、小児科、産婦人科を希望する学生には入学金、授業料の半額を免除し、前提条件を守らなかった場合は、やはり免除額を返還させる。
この制度がスタートして、アンバランスな状況が徐々に改善された場合は、それに比例して優遇する学生の数を調整する。
一人前の医師を育てるには、多額の費用を必要とすることは、素人の私にも理解出来ます。そこで、経済的に恵まれない環境でも、優秀で医療に情熱を抱く若者であれば、医師への道を国や地方自治体が用意し、単に医療知識だけでなく、人道的見地からの医療を重視する教育を徹底的に行う。
こうした制度は夢物語でしょうか。
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