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Vol.95 温泉 |
| 2026年3月3日 |
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一昨年、地元で手広く事業を営む会社の会長と親しく会話を交わす機会がありました。お互いに同年代で経歴も似ていた為、3度目の会談は3時間に及び、興味深いお話が数多くあり、その中で温泉のお話が強く印象に残っています。
箱根を始めとする温泉地は、長年の源泉掘削で水位が下がり、場所によっては1.000mの深さまで掘削しなければ温泉が出ない状況になった為、神奈川県は条例で新規掘削を禁止しているそうです。
熱海を始めとする静岡県も似た様な状況の為、各地の温泉ホテル・旅館は源泉の絶対量が不足しており、浴場の温泉をろ過して再利用しているのが実態です。自前の井戸を持ち、部屋数が6~7室で「源泉かけ流し」をアピールしている旅館もありますが、いずれも宿泊料金は高額です。
温泉のろ過については厳しい衛生基準が設定されている為、それほど心配する必要はありませんが、テレビの旅番組で出演者が大浴場で頭からお湯をかぶり、「いい湯だな」と語っているのを観ると、少なからず複雑な心境になります。
但し、温泉の成分を、肌を通して吸収すると健康維持の助けになるので、ゆっくりと湯に入り、シャワーで流せば問題はありません。また、海岸に接した温泉地の場合、温泉の成分に多量の塩が含まれているケースがあり、よく拭き取らずに寝ると、痒みで寝られなくなる場合が生じるので、シャワーで流せば問題はありません。
温泉地によって、硫黄、鉄分等、様々な成分の違いがあり、温泉をそのまま飲めるケースは少ないと言います。仮に成分に問題が無くても、殆どの温泉地は井戸を掘り、パイプを通してモーターで汲み上げている為、少量の油が混入するので、やはり飲まない方が良いのです。
とは言え、あまり神経質に考えても、日本人の大好きな温泉を楽しめませんから、程々に!
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了 |
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菅谷 勝
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