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Vol.67
平均寿命 |
2022年09月13日 |
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今から7~8年前、ある事に疑問を感じました。平均寿命の計算は「0才児が今後何年生きられるか」の平均数値です。
しかし、仮に65才まで生きた人の余命は、公表されている平均寿命よりも多くなるのではと思ったのです。そこで、これまでに10人程の人にこの疑問を投げたところ、殆どの人が「なるほど」の反応でした。
今回、ネット上で検索したところ、2019年に発表された男女別の平均寿命と年令別の平均余命は以下の通りです。
平均寿命 男性 81.41才 女性 87.45才 65才の余命 男性 19.83年 女性 24.63年
つまり、65才の平均寿命は
男性 65才+余命19.83年=84.83才 女性 65才+余命24.63才=89.63才
となり、公表されている平均寿命よりも男性は3.42年、女性は2.18年、長生きすることになります。
これからも医療技術の発達、新薬の開発、福祉施設の充実などで寿命は更に延びる可能性があり、70才、75才、80才と年令が上がるにつれて平均寿命は長くなります。
ですから、定年その他で仕事からリタイアし、老後の生活設計を行う際は、その時に年齢に余命をプラスして計算する必要があるのです。
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了 |
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菅谷 勝
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