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											| Vol.64 
											イエス・ノー |  
											| 2022年02月21日 |  
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														| 「あの人は他人の悪口を決して言わない」と好意的に評価する話を時々耳にします。確かに人間関係を円満に保つ方法として、上手な対処の仕方であり、又、自分を含めて人には皆欠点があるという思いから、そうした生き方をしている人もいるのだと思います。 
 従来、日本人は相手の気持ちや立場を尊重し、事を荒立てない社会を作って来ました。しかし、こうした国民性が欧米諸国から「イエス・ノーをはっきり言わない」「煮え切らない」と批判されています。
 
 今日、政治・経済が猛烈な勢いでグローバル化し、国や企業のトップだけでなく、私達一般の日本人も外国人と接する機会が多くなっています。その為、価値観や人間関係といった文化の異なる外国人と如何に接するかを考える必要があります。
 
 私は、安全な社会を作って来た日本人の感性を大事にしながらも、対外的にはイエス・ノーを言える社交術を身に付けるべきだと考えます。それには相手の文化を知ることが必要で、テレビや新聞のワールドニュースなどに触れていると、ある程度その国の文化が理解出来るのではないでしょうか。
 
 日本は外交下手と言われていますが、厳しい交渉をしながらもイエスとノーの中間で、少しノーに近いレベルで妥結させる様な答えの出し方もあると思うのです。
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														| 了 |  
														| 菅谷 勝 
 
 
 
 
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