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Vol.58
親が死んでも |
2020年09月10日 |
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以前、テレビの2時間番組で、災害時の対処方法を観ました。地震、雷、水害等の対処方法を行政や研究機関が検討した結果、つい最近まで常識とされて来た方法が誤りで、まるで正反対と言える様な対処方法が正解だと言うのです。
この番組を観ながら思いついたのは、昔から伝えられていることわざの中にも似た様な例があることです。例えば「親が死んでも食休み」が現在では「食後に軽い運動を」に変わっています。これは食糧事情の悪い時代に少しでもエネルギー吸収を高めるために、「親が死んでも食休み」と言った訳で、これが現在ではメタボ防止の為に「食後に軽い運動を」に変わっています。
又、「死んだ者と出かけた者は当てにならない」は、スマホに代表される携帯端末が普及した現在、出かけた者でも直ちに連絡が取れる為、当てになるのです。
世間で言われる「常識のウソ」は、ウソではなく、衣食住を始めとする生活環境が時代と共に変化し、それにつれて人々の考え方も変わって来た事による「常識の変化」が大部分を占めいているのではないでしょうか。
ですから、世間で言われている常識や親から言い伝えられた言葉をリセットして考える必要があるのかもしれません。
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了 |
菅谷 勝
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